真剣に結婚を考えて結婚相談所に入会したいと考えた場合、入会審査が行われることが多いです。
この記事では、結婚相談所に入会審査がある理由や入会できない人の特徴、入会できなかった場合にどうしたらよいかなどを詳しく説明します。
結婚相談所のからくりについて興味があるかたはこちらもご覧ください。
結婚相談所の入会審査!入会できる条件とは?
まずは結婚相談所の入会条件について見ていきましょう。
通常、結婚相談所ではより円滑な婚活のため、いくつかの条件が設けられています。
独身であること
当然のことながら結婚相談所とは結婚を考えている男女が利用するものです。
仮に離婚をするつもりで結婚相手を探すという場合でも、トラブルを避けるために入会の時点で独身であることは必須です。
そのため、結婚相談所では基本的に独身証明書が求められます。
安定した収入がある(男性)
結婚生活において収入はとても重要な要素です。
特に女性の側からすると、経済面で柱となることの多い男性の収入は気にするところでもあります。
必ずしも高収入である必要はありませんが、毎月安定した収入があることは必要です。
安定した収入が、結婚生活を長く続けることにもつながっていくためです。
結婚に対する意思を持っている
結婚相談所とは、本当に結婚したいと思っている男女が真剣にお相手を探す場所です。
そのため、たとえば恋人がほしいとか、異性と知り合いたいだけといった軽い気持ちでは入会審査を通ることも難しいでしょう。
入会に際しては申し込んだきっかけや、結婚に対する真剣な気持ちなども聞かれます。
そうした時に、真面目に結婚を考えていることや前向きさをアピールできるようにしておくといいでしょう。
相談所のコンセプトにあうかどうか
結婚相談所には、結婚に関して全般的に扱っているものもあれば、よりニッチに限定的なコンセプトで行っているものもあります。
たとえば高収入や特別な職業、容姿が優れているなどのハイスペックを条件としているものや、同じ趣味の相手を探すオタク限定の結婚相談所なども存在しています。
仮に結婚に対する気持ちが真剣であっても、相談所のコンセプトに合わなければ入会することはできません。
収入面や趣味など、その相談所特有の条件が無いか確認しておきましょう。
結婚相談所は真剣に結婚相手を探す場であるため、恋人探しなど気楽な感覚で利用することはできません。そのかわりに結婚する気があれば学歴や職業について問われることは少なく、広く門戸の開かれている場と言えるでしょう。
本気で結婚を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもなぜ結婚相談所には入会審査があるのか
結婚相談所は、誰でも入会させていいというわけではありません。
会員は男女ともに真剣に結婚相手を探している人ばかりなので、紹介できるような人でなければかえって迷惑がかかります。
入会するのにふさわしくない会員がいることで、結婚相談所自体の評価も下がります。
一定の条件を満たした会員同士をマッチングさせることにより、多くの会員の満足度を高めることができます。
入会審査があることにより、安全に婚活を行うことができるのです。
結婚相談所から入会を断られるのはこんな人
素直ではなくカウンセラーや異性への態度が悪い
性格や態度に問題のある人は、他の会員に紹介することができません。
元々異性に対する態度が悪い人や、カウンセラーに対しても素直ではないような人は、そもそも結婚することに向いていないと考えられます。
結婚相談所に入会する際には、書類上の条件だけではなく、円滑なコミュニケーション能力があるかもチェックされます。
どんなに他の条件がよくても、性格に難がある人は基本的にお断りされます。
また、入会時にはわからなくても入会後にスタッフや会員にする態度があまりにも悪いと退会させられる場合もあり、入会時だけごまかしても意味がありません。
定職についていない、または無職
結婚を考えるには、特に男性にはある程度安定した収入が必要です。
すぐ仕事をやめてアルバイトを転々としていたり、全く仕事をしていないような男性は収入面での不安があることはもちろんですが、責任感がなく結婚生活をする上で信用できるパートナーだとは考えられません。
現実的に結婚を目標として入会するので、入会の時点で無職の男性はまず結婚相談所ではお断りされてしまいます。
また、真面目に働いていても非正規だったり平均的な収入よりあまりにも低収入な男性も入会を断られることがほとんどです。
悲しいことではありますが、安心して結婚生活を送るためにも結婚相談所への入会は、安定した収入のある正社員としてある程度の期間勤務してから考えた方が良いでしょう。
健康面や精神面に問題がある
入会しようとしている時点で大きな病気を持っていたり、精神的な疾患やトラブルを抱えている人は、婚活を行うのに適していないと判断され入会を断られる可能があります。
結婚する相手の立場になればわかることではありますが、配偶者が結婚した時から重病だと看護も大変ですし常に心配もしなければなりません。
精神面に問題がある人と結婚しても、パートナーは幸せな生活を送ることができず苦しむことになるでしょう。
仮に、そのような健康面・精神面の問題を隠したまま入会しても、いざお見合いやお付き合いをする中で発覚すると結局は結婚に結びつきません。
まずは、自分の健康状態がよく精神面も安定していることが婚活を始める条件と考えた方が良いでしょう。
年齢が適切か
結婚相談所には年齢制限があります。
具体的な年齢条件については結婚相談所によっても異なりますが、若すぎても結婚できませんし逆に年をとりすぎていても相手が見つかりません。
年齢を理由に断られた場合はとりあえずあきらめるしかありません。
いわゆる結婚適齢期にある年齢層や、そこから極端に年齢がかけはなれていなければ大抵は年齢条件はクリアできます。
相手に求める条件が厳しすぎる
結婚相談所に入会する際に、「絶対に年収1,000万以上の相手じゃないと無理」「モデルのようにスタイル抜群な超美人としか結婚したくない」など理想や希望のレベルが高すぎると、入会しても紹介してもらえる相手が滅多に見つかりません。
結婚相談所に入会するからには、譲れない条件は提示してもいいですがある程度の妥協も必要です。
既婚者である
これは絶対にNGです。
結婚相談所は不倫相手を探す場所ではなく、真剣に結婚をしたいと考えている独身の男女が利用するところです。
既婚者であることを隠してもいずれはバレてしまいますし、大きなトラブルに発展してしまうので、絶対に入会を考えてはいけません。
学歴などが一切基準に達していない
結婚相談所では、生涯のパートナーを探すことになるので学歴などの条件はどうしてもシビアになっています。
収入や職業以外にも、いろいろな条件を設定している結婚相談所は多いです。
ただ、ごく普通に学校を出て定職に就いている人であれば、入会を断られることはあまりないと考えて良いでしょう。
入会審査が甘い結婚相談所が危険な理由
入会しても結婚できない
儲けを重視している結婚相談所は、入会金などにより利益が出るため審査を甘くして条件の悪い人も入会させたりします。
そのため、質の悪い会員が多くなり、結局は真面目に婚活をしている会員がまともな相手を紹介してもらえず、結婚に至ることができないという問題が生じます。
詐欺や体目的の人が紛れ込むことも
入会審査が甘いと、年齢や収入、職業などを偽って入会できるようになります。
そのような会員に運悪く遭遇すると、詐欺などのトラブルや被害に巻き込まれるリスクがあります。
また、真面目に結婚を考えていない体目的の人に騙されてしまうパターンもありとても危険です。
入会する際に必要な書類
次に結婚相談所に入会する際に必要な書類について解説していきましょう。
独身証明書
「結婚情報サービス・結婚相談業者提出用証明書」とも言い、本籍地のある市町村の戸籍を取り扱う窓口で発行することができます。
発行の手順や手数料などは自治体によっても変わりますが、請求できるのは本人か、本人の委任を受けた代理人で、本人確認の書類と手数料が必要となります。
卒業証明書
本人の最終学歴を証明するもので、大卒ならば大学、高卒ならば高校の卒業証明書になります。
卒業証明書はその卒業した学校に申請すると発行してもらうことができます。
収入証明書
現在の本人の収入を証明するものです。
一般的には源泉徴収票や給与証明書などがそれにあたり、現在勤めている会社に申請して発行してもらうことができます。
また所得証明書・課税証明書も収入証明書として扱うことができ、その場合は税金を納めている各自治体の窓口に申請して受け取ります。
本人確認書類
本人であるかどうかを確認するもので、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどがこれにあたります。
基本的には顔写真、住所などが記載されているものが望ましいですが、それらの条件を一枚で満たすものがない場合には、複数を組み合わせて本人確認とできる場合もあります。
住民票などを利用する場合には、住所のある自治体で申請することができます。
結婚相談所で入会拒否されたらどうする?
入会できなかった理由をもとに改善する
たとえば、年収や職業などを理由に入会を断られたのなら、定職に就いてしっかりと働いて収入を増やすことで、将来的に結婚相談所に入会できる可能性があります。
自分を改善することで結婚相手となる女性が自然と現れる可能性もあります。
ハイクラスの結婚相談所ではなく他の所を探す
結婚相談所にも会員の条件のレベルが高い所もあれば、平均的な基準を満たしていればOKな所もあります。
ハイクラスの結婚相談所は紹介してもらえる会員のレベルが高いのがメリットですが、自分のレベルも高くなければなりません。
自分に合ったレベルの結婚相談所に入会した方が、結果的に成婚に結びつきやすいです。
入会審査についてよくある質問Q&A
- 年収が低いけど入会できる?
-
程度によりますが、ハイスペックなどを条件としていない相談所ならば、一般的な収入があれば十分です。
- 正社員じゃないけど入会できる?
-
大抵の相談所では正社員であることを必須とはしていません。派遣社員やアルバイトでも安定して働いていれば入会可能です。
- 学歴が高くないけど入会できる?
-
特別に条件を定めている相談所でなければ、基本的に学歴も不問です。現在仕事に就いているのであれば中卒でも問題ありません。
- 結婚相談所に入会できる年齢制限は?
-
年齢制限は定めていないところも多いですが、たとえば未成年であったり、極端に高い年齢の場合には断られてしまうこともあります。
結婚相談所に入会できるような自分になろう
結婚相談所の入会審査は、いわば自分が会員の結婚にふさわしい人間かを見極められる機会です。
入会審査に通過できないということは残念ながら結婚に向いていないのかと落ち込みそうですが、自分を改善して婚活を成功させるきっかけになります。
入会審査をクリアできるか不安な人は、この記事を読み返して自分に不安要素がないかを確認し、可能であれば改善するように努めましょう。