最近は出会い系アプリを利用して、気軽に異性と出会えるようになってきましたが、それに伴ってトラブルの報告も急増しています。
そこでこの記事では、実際に出会い系アプリを利用して巻き込まれてしまったトラブルの事例を紹介します。
- 事件が起きやすいマッチングアプリの特徴
- マッチングアプリを利用して事件に合わないための注意点
- マッチングアプリでトラブルに巻き込まれたときの対処法
また、事件に巻き込まれないための対処法や、トラブルに巻き込まれてしまったときの解決策についても紹介しています。
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マッチングアプリで実際に起きた事件を見てみよう
それでは、マッチングアプリや出会い系アプリで遭遇してしまったトラブルの事例について詳しく説明します。
こちらでは、7つに分けて解説したいと思います。
①ぼったくりバー事件
マッチングアプリでぼったくりバーに案内され 12万円被害の大学生ガックリ「もうこりごり」:東京新聞 TOKYO Web
これは東京で実際に起こった事件です。マッチングアプリで偶然出会ったはずの女性は、実は「ぼったくりバー」のホステスだった。
交際相手や友だちができればと軽い気持ちでアプリを使い始めた男性が、出会ったのが自称「アパレルで働く20歳の女性」
「友だちにおしゃれな店を教えてもらったから行こう」「飲み放題5000円です」と言われてついていったところ、店の奥からこわもての男性が登場し、さらに近くのATMに連れて行かれ12万円を支払わされたというものです。
これは典型的なぼったくりバーの事件です。出会った女性はバーのホステス。お店とぐるになって男性を追い込み、ぼったくったと言うものです。
警察は風俗営業の許可を得ずホステスに接客させたとしてお店を摘発。自然の流れで行ったお店で高額な支払いを強制された事件です。
ここ最近もありました。
東京・歌舞伎町の飲食店で、男性客に対し、不当に高額な飲食代を支払わせたなどとして、警視庁保安課は、都ぼったくり防止条例違反容疑で、飲食店従業員、木下幸也容疑者(28)=新宿区=ら10~30代の男女16人を逮捕した。グループはマッチングアプリを使って男性客を集め、同様の犯行を繰り返していたとみられるという。
同様の事件
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- 歌舞伎町のぼったくりバー、マッチングアプリで客引き~FNN報道
- マッチングアプリ悪用 東京・歌舞伎町の“ぼったくりバー”摘発 | TBS NEWS DIG
ぼったくり事件の具体的な流れと対策
マッチングアプリで自然に出会ったように見せかけて、ぼったくりバーに連れ込む。最近はこんな手口が増えています。
ぼったくりバーによる被害が増加し、ぼったくりバーにひっからなくなった男性が増えたからでしょうか。どんどん手口が巧妙になっています。
まさか「マッチングアプリで出会った女性がぼったくりバーとぐるだ」なんて思わないことでしょう。
対策としては
- ぼったくり店に入店しないこと
- 請求されても身に覚えがない場合には毅然とした態度で立ち去ること
です。
また、本人確認や年齢確認、ユーザーの監視など、セキュリティ対策をしているマッチングアプリを選ぶようにするとよいでしょう。
②美人局事件
【北海道】ハッピーメールで美人局 30代男性を脅迫して現金5万円奪った暴力団組員ら3人逮捕 – 2NN 2ちゃんねるニュース速報+ナビ
暴力団組員ら3人は、知人の女性に出会い系サイト「ハッピーメール」を利用させ、近くに住む30代の男性と会う約束を取りつけさせました。
その後、男性が女性と一緒にいたところに突然現れ、因縁をつけて現金5万円を脅し取った疑いです。
美人局事件の具体的な流れと対策
最近「出会い系の美人局トラブル」なんて事件は、ニュースでなかなか上がって来ないので、最近ではあまり注目されないかもしれません。
マッチングアプリで会うという後ろめたさから、被害の報告が出しにくいことを利用して、そこを悪用した手口です。
対策として、彼氏持ちや既婚者の女性とは会わないことが大前提です。
③強姦・性的暴行事件
「ホテルで望まない行為」マッチングアプリ交際で性的被害が続出 警察扱わず、泣き寝入りも(1/2)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット)
マッチングアプリを利用した30歳代の独身女性は、 アプリでつながった男性と実際に会って、お酒を飲みに。
真面目でいい人だと思って安心して、そのままホテルに行ってしまったようです。
しかし女性は「ホテルでは、私が望まない過激な行為を何度もされました」と被害を訴えています。
恋愛感情を利用してレイプ事件は、公になっていないものも含めるとかなりの数があることでしょう。
- 三菱UFJ社員がアプリで出会った初対面の女性に睡眠薬飲ませ性的暴行で逮捕
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強姦・性的暴行事件の具体的な流れと対策
これはマッチングアプリで真剣に出会いを求めていることを利用して、睡眠薬やお酒を飲ませて判断力を奪った上で望まないセックスをするものです。
女性は弱者なので、男性に本気を出されてしまうと敵うはずもありません。
2人きりの空間で、「抵抗したら殺されるかもしれない」という恐怖心を植え付け、セックスに持ち込むパターンが増えています。
こういった被害に遭わないためには、よく知らない男性とは2人きりにならない、判断力がなくなるほどお酒を飲まないことが大切です。
④詐欺被害事件
マッチングアプリで知り合った相手から架空の投資話 50代女性が約2300万円の詐欺被害 真岡市(とちぎテレビ) – Yahoo!ニュース
ある女性がマッチングアプリで知り合った相手から投資話を持ち掛けられ、現金約2300万円をだまし取られた事件です。
男性から「わずか20分で収益を達成できる。どんな損失が出ても私が責任を負う」などと都合の良い投資話を持ち掛けられ、それを信じてしまって多額の損失を負ってしまったのです。
なんとこの女性は11回にわたって騙され続け、最終的には現金2345万円を騙し取られたとのこと。
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詐欺被害事件の具体的な流れと対策
最近ではこのような被害が増えています。好きになった相手に頼まれてしまったら断れない、こんな心を利用した悪質なものです。
相手の本名などを知らないため、訴えようにも相手がわからない。
「詐欺の被害に遭ったという自信が持てない」こんな理由により、表面化しにくいというのも、増えている理由と言えるでしょう。
お金が絡むような話には慎重に慎重を重ねた上で検討する、お金を払わないことを徹底することが大切でしょう。
⑤サクラ詐欺事件
サクラ出会い系アプリ「システム開発会社」ついに逮捕されたぞ!
出会い系アプリの利用者から現金をだまし取ったとして男らが逮捕された事件で、埼玉県警サイバー犯罪対策課と浦和西署は詐欺ほう助の疑いで会社役員の男(41)を逮捕した。
この逮捕容疑は、出会い系アプリ「年上フレンズ」の開発や保守管理を行い自営業男性(53)から現金約40万円相当の代金請求権をだまし取る犯行をほう助したというものです。
このアプリは1回メッセージを送信するごとに200円の料金が発生する仕組みであり、運営者らは女性利用者に成り済ます“サクラ”を活用していた。
被害額は約5億円に上るとみられる。
つまり、アプリの向こうには女性はいなかったということです。
同様の事件
サクラ事件の具体的な流れと対策
マッチングアプリや出会い系は、男性がお金を払って利用するものがたくさんあります。
お金を払うからには当然、 出会いのチャンスがあると思っているわけですが、実は画面の向こうには女性はおらず、男性がサクラとしてやり取りをしていたというものです。
この事件は非常に発覚が難しく、出会いがなかったとしても「自分のスペックが低いからだ」と結論付けてしまう場合が少なくありません。
こういった被害に合わないためには、きちんと実績があるマッチングアプリを利用することが大切です。
⑥窃盗事件
マッチングアプリの「甘いワナ」窃盗に悪用した女2人逮捕 男性をホテルに誘い10分の“早業”
マッチングアプリで出会った男性を、東京・池袋のホテルに誘い込み、相手の男性がシャワーを浴びている隙に、現金約4万3千円が入ったバッグを盗み逃走した事件です。
盗んだ現金はブランド品の財布の購入や、食事などの生活費に充てられていたとのことです。
ホテルに入ってシャワーを浴びているタイミングは、最も無防備ですし、だからと言ってお金を持って行かないわけにはいきませんから、防ぎようがないかもしれません。
同様の事件
窃盗事件事件の具体的な流れと対策
ホテルに入ってシャワーを浴びているタイミングは、最も無防備です。このタイミングでお金を取られてしまったら、防ぎようがないかもしれません。
まさか財布を持ってお風呂に入るわけにはいきませんからね。だからと言ってお金を持って行かないわけにはいきませんから、困ったものです。
なお一般的に男性が被害に遭うというイメージがあるかもしれませんが、女性が被害に遭うケースも多いようです。
高額の被害にあった場合は被害届が提出されてニュースになりますが、少ない金額だと盗まれたほうも気がつかないこともあるでしょう。
ニュースで報道されているのは「氷山の一角」と言えそうです。
⑦アプリに関連した殺人事件
容疑者は大阪市東成区や西成区にある民泊用マンションに滞在し、出会い系アプリTinder(ティンダー)で出会った女性を殺害、遺体を切断して民泊施設や京都府の雑木林に遺棄したという痛ましい事件です。
Tinderは世界中で利用されている出会い系アプリと言うことですが、この容疑者は外国人ということです。
同様の事件
殺人事件の具体的な流れと対策
マッチングアプリを利用した強盗事件や傷害事件はたくさんありますが、殺人事件はそれほど多いわけではありません。
しかし傷害事件の向こうに殺人があると考えると、決して油断することができません。
このような被害に合わないためには、やはりよく知らない相手とは2人きりにならないことを徹底することが大切です。
事件が起きやすいマッチングアプリの特徴
このようなトラブルが発生しやすいマッチングアプリの特徴について解説していきます。
事件が起きやすいマッチングアプリの特徴は、3つあります。
全て無料で利用できるサービスは要注意
女性だけではなく男性も完全に無料で利用できるアプリの場合、トラブルが発生しやすいと言えるでしょう。
こういったアプリは管理を行う人が誰もいないため、無法地帯になりがちです。
身分確認も行っておらず匿名で出会ってしまうため、 何かしらのトラブルに巻き込まれてしまった場合でも泣き寝入りせざるをえません。
身分証明をせず利用できる、運営がいいかげん
利用するにあたり身分証明を行わなければいけないアプリはたくさんありますが、トラブルが起こりやすいアプリの特徴として、身分証明が不要で運営の監視が甘いと言う特徴があります。
アプリの中で何かトラブルが発生したとしても報告する場所がなく、泣き寝入りせざるをえないのでしょう。
このようないい加減なアプリには怪しい人たちがたくさん集まってくるため、トラブルに遭遇する機会が格段に大きくなります。
ポイント消費型の出会い系は危険かも
毎月決まった金額を支払うのではなく、ポイントを消費していくタイプの出会い系アプリにも要注意です。
こういったアプリは一般的に出会い系と言われていて、業者やサクラがたくさん蔓延っています。
プロフィールをチェックしたりメッセージを送る、メッセージを確認するごとにポイントを消費するため、 どんどんポイントを巻き上げることができると言うシステムになっており、それを悪用した業者もたくさんいるのです。
マッチングアプリを利用して事件に合わないための注意点
出会い系アプリやマッチングアプリを利用して事件に巻き込まれないために、注意すべきポイントについて紹介します。
このポイントを守るだけで安全に利用することができるのです。
それぞれ解説していきます。
安全性の高いマッチングアプリを選ぶ
マッチングアプリを利用するときは、たくさんの人が利用していて、評判の良いアプリを利用しましょう。
大勢の人が利用していると言う事はそれだけ実績があり、運営がしっかりとチェックを行って安全に活動できるようになっています。
また安全性の高いマッチングアプリは、本人確認や年齢確認がしっかりとしていて、それが犯罪の抑止力にもなっています。
マッチングしたらすぐに会うのではなく、しっかりとやり取りをする
気になる相手とマッチングしたら、すぐにデートをしたくなるかもしれませんが、これは非常に危険です。
実際に会う前にしっかりとメッセージをして、どんな相手なのかを見極めることが大切です。
犯罪に巻き込まれてしまった人の多くは、やりとりを省略してすぐに会ってしまったケースがほとんどです。
またメッセージのやり取りだけではなく、電話をしてどんな相手なのかをしっかりとチェックすることも大切です。
一般的に悪意を持ってマッチングアプリを利用している人は、すぐに引っかかる相手を探しているため、長々とメッセージのやりとりをしたり、電話をされることを嫌がります。
実際に会う時はできるだけ昼間、たくさん人がいるところで
初めての相手とデートするときは、できるだけ昼間に会うようにしましょう。
どんな相手なのかわからないのですから、2人きりになる場所は避け、周りに人がたくさんいるところを選ぶのが大切です。
大人同士の出会いですから、出会ってすぐにホテルに誘われることも珍しくないでしょう。
しかし相手がどんな人か分からないうちに密室に入ってしまうと、トラブルに巻き込まれてしまったときに助けを求める人はいません。
トラブルかも?と思ったら周りに相談してみる
出会った相手とやりとりをしていて何か不自然な点があったり、困ったことがあったら周りの人の意見を求めていましょう。
マッチングした相手が自分のタイプであれば夢中になってしまい周りが見えなくなることもありますが、そんな時に冷静な意見を聞くことができれば、ちょっと引いたところからしっかりと考え直すことができます。
自分の個人情報はできるだけ明かさないこと
出会った相手に自分のことを話すときは、できるだけ個人情報を伝えないようにしましょう。
住んでいる所や勤めている会社、通っている学校等の情報はもちろんですが、フルネームを教えるのも危険です。
最近はSNSの発達により、名前を検索するとすぐにヒットしてしまいます。
こういったところからあなたの個人情報がばれてしまうことも珍しくないので、安心して出会える相手であることがわかるまでは、極力個人情報を伝えることを避けましょう。
万が一マッチングアプリで事件に巻き込まれたら
もしも、マッチングアプリでトラブルに巻き込まれたら、どのように対処すればよいのでしょうか。
こちらでは、3つの対処法を紹介します。
まずは消費者ホットラインに相談
もし出会い系やマッチングアプリを利用してトラブルに巻き込まれてしまった場合、まずは消費者ホットラインに連絡することが大切です。
いきなり警察に相談するのはかなりハードルが高いと思いますが、電話で相談できるこういった機関であれば気軽に相談することができるでしょう。
そこでアドバイスをもらい、「警察に相談した方が良い」と言ってもらうことができれば、背中を押してもらうことができるはずです。
出会い系を利用した詐欺などを専門にしている弁護士に相談する
もし出会い系を利用して詐欺に遭ってしまったり、お金を騙しとられてしまったと思った場合、そういった事件に強い弁護士に相談することも大切です。
弁護士はとても専門性が高い仕事ですから、畑違いの弁護士に相談してしまうと解決が遅くなってしまうからです。
出会い系でのトラブルに詳しい弁護士なら、たくさんのトラブルを見てきているので的確なアドバイスをしてくれます。
警察に相談・通報することも
トラブルに遭遇してしまった際は、最終的に頼りになるのは警察です。
警察に相談するのはハードル高く感じるかもしれませんが、自分の身は自分で守るしかありません。
できればトラブルに巻き込まれる前に、怪しいと思った段階で一報を入れていくことが大切でしょう。
マッチングアプリで実際に起きた事件!まとめ
マッチングアプリを利用したトラブルの報告は年々増加しているため、警戒するに越した事はありません。
過去にあった事例をしっかりと把握し、自分もいつ被害者になるかわからないと言う、慎重な姿勢が大切と言えるでしょう。