結婚相談所はマッチングアプリなどと違い、入会するには「独身証明書」「学歴を証明する書類」「職業や年収を示す書類」が必要なので、真剣に結婚を考えている人ばかりが集まり、安心して婚活することができます。
しかし、結婚相談所選びを間違うと成婚できず、無駄に費用がかかってしまうので注意が必要です。
どこがいいの?結婚相談所の選び方
ステップ1:結婚相談所に使える予算から選ぶ
結婚相談所を選ぶ際に避けられないのが料金です。
結婚相談所に使える予算が限られている場合は、予算内で入会できる結婚相談所を選ぶしかありません。
しかし、安い結婚相談所だからと言って必ずしも成婚率が低いとは限りません。価格の差はサポートが手厚いかどうかになってきます。
結婚相談所の乗り換えで4箇所から話を聞いたけど、初期費用と月会費が安くて成婚料が高いところが一番良いと結論ついた。
初期費用と月会費が高いところは入会させるだけで利益があるから、どんどん入会させて入会した人のサポートが雑になりがち。転職と同じく結果ださないと利益でないのが健全。
— tomo@婚活中 (@tomo_konkatsuu) August 21, 2022
実際、高いお金を支払ってある結婚相談所を利用したものの料金に見合ったサービスを受けられなかった、と後悔する人は多くいるのです。
ステップ2:サポート内容・マッチングのシステムを選ぶ
結婚相談所には大きく分けて「仲人型」と「データマッチング型」の2つのタイプがあり、自分に合う結婚相談所のシステムはどちらのタイプなのかを見極めて選ぶ必要があります。
「仲人型」は仲人さんに色々と相談しながら2人のマッチングから出会い、デート、成婚まで進めるタイプで、サポート力と安心感があります。
「データマッチング型」は、登録したプロフィールをもとに、相性が良い人をコンピュータで検索して割り出し、マッチングするシステムです。マッチングが作業のように感じることもあるかもしれませんが、自分のペースで婚活を進めることができます。
また、両方の良いとこ取りした「ハイブリッド型」の結婚相談所もあります。
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マッチングやデートプランの提案などアドバイザーの方がどこまでサポートをしてくれるのかが大事になってくると思います。マッチングだけであれば他のアプリでも問題ないですが、そこからお見合いやデートの日程の調整をしてくれたりと後押ししてくれる体制や実績のある所へ登録することをおすすめします。
ステップ3:大手の結婚相談所か地域密着型か選ぶ
一口に結婚相談所と言っても、大手なのか地域密着型なのかという違いがあります。
どちらかと言えば大手の方がサポートやスタッフの質などが高いと言われていますので、特に初心者はこちらを選ぶのがおすすめです。
逆に地域密着型ですが、大手でないからといって質が悪いわけではないのですがやはり大手と比較するとサポートやスタッフの質が劣ると言わざるを得ません。
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ステップ4:複数の結婚相談所のカウンセリングを受けてから選ぶ
いくつか結婚相談所を絞ったら、無料カウンセリングを受けてみましょう。
カウンセリングは体験みたいなものなので気軽に行えますし、何より口コミや評判など文字の情報だけでなく自分の目で見て確認することが大切なのです。
カウンセリングでは
- 相談所の雰囲気や空気感自分に合っているか
- 会員数や会員の質はどうか
- 話をきちんとしてくれるか
- 無理やり入会させようとしてこないか
- どの様な担当者がいるのか、相性は良さそうか
など、幅広く見るようにしましょう。
とくにカウンセラーとの相性は大事です。自分に合わない担当者は後々しんどくなってくるので、最初に「スパルタ気味が良い」とか「自分で好きに動きたいから多少放置でも構わない」などの希望を伝えた方がストレスなく活動できるでしょう。
カウンセラーさんとの相性が大きいので(紹介される異性のタイプなど)、カウンセラーの変更がしやすい結婚相談所の方が活動はしやすいと思います。私は最終的にカウンセラーさんとのやりとりがストレスになって退会という実に本末転倒な事態になってしまいました。(30代・女性)
最初の担当の方が男性だったのですが、異性だとくだけた話しが出来なく感じたので女性に変えてもらいました。結果、親身になって話しを聞いていただけたので変更してもらい良かったです。(30代・女性)
最も重要なのは「自分に合うかどうか」
結婚相談所を選ぶ際にインターネット上のランキングや、口コミを参考にしたり、知人に勧められたところから選ぶ人も多いでしょう。
しかし、その選び方がベストとは言えません。
なぜなら、人それぞれ結婚に対する考え方や性格、住んでいる地域、年齢、職業などいろんな要素が違うからです。
行動的なタイプなら自分から申し込めるタイプの相談所に入会すれば会える確率があがりますし、内気な性格で受動的タイプならコンシェルジュのサポート体制がしっかりしている相談所に入会して、コンシェルジュと話し合いながらマッチングしていくほうが成婚率が高くなるでしょう。
結婚相談所を入会前に調べておくべきこと
- 成婚までにかかる費用を調べる
- サポート内容を調べる
成婚までにどのくらいの費用がかかるのか調べる
結婚相談所を利用するには入会金や月額費用、成婚料といった費用がかかります。
そのため、口コミや知人に勧められたからと言ってそこを選んでしまうと自身の予算を遥かに超えるところを選んでしまうこともあります。
意識すべきは
- 入会金
- 初期費用
- 月会費
- お見合い料
- 成婚料
などを含めてトータルでいくらになるのか事前に確認しておくことです。
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- ※料金が曖昧なところは避けましょう。
- ※料金が高いところならば絶対結婚まで進めるというわけでもありません。
どこまでサポートしてくれるか調べる
次に、入会を検討している結婚相談所のサポート内容を調べておきましょう。
たとえば、「カウンセラーからのアドバイス」「プロフィール&婚活写真の作成」「お見合いサポート」などなど、サポートが手厚い結婚相談所だとデートの服装を一緒に選んでくれたり、プロポーズのシチュエーションまできめ細やかなフォローを徹底しています。
結婚相談所を選ぶときにありがちな失敗例
結婚相談所の成婚率で判断する
結婚相談所は会員を増やすために成婚率の高さを売りにするケースが多くみられます。しかし、成婚率で判断するのは危険です。
たとえば成婚率が同じ18%であったとしても、会員数が200名のところと20,000名のところでは、出会える可能性が全然違ってきます。
また、成婚率は「成婚者数÷会員数」で算出されますが、この算出方式の場合、会員数が少ない結婚相談所ほど数字が高くなる傾向にあります。
しかも結婚相談所によっては算出方法が違ったりします。
「成婚者数÷会員数」の他に「成婚者数÷退会者数」や「成婚者数÷入会者数」で算出しているところもあります。
成婚率は結婚相談所選びの一つの基準として参考にしやすいですが、算出方法がそれぞれ違うため、成婚率の数字だけをみて判断しないように注意してくださいね。
結婚相談所 | 成婚率 |
---|---|
IBJメンバーズ | 50.5% |
オーネット | 48% |
ZWEI(ツヴァイ) | 42.3% |
パートナーエージェント | 27% |
クラブマリッジ | 27% |
エン婚活エージェント | 23% |
ゼクシィ縁結びエージェント | 非公開 |
サンマリエ | 非公開 |
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結婚相談所側が強みやメリットをおおげさに表現する
入会するまでは「希望は高望みでも大丈夫です。」とか「すぐに希望のお相手とお見合いが組めると思います。」とか、耳障りのいいことばかりいってくる結婚相談所は危険です。
会員を増やすために、入会させることをゴールと考えているからです。
都合の悪いことは言わなかったり、強みやメリットをおおげさに表現したり、結婚相談所側が勘違いをさせるような言い回しをすることもあります。
ネットの口コミ・評判を鵜吞みにした
結婚相談所の口コミは慎重に判断する必要があります。知人や他の人が成婚できたという口コミ情報を信じて結婚相談所に入会しても、自分が成功するとは限りません。
ネット上の情報だけでは結婚相談所の良し悪しはわかりにくいものです。誰が書いたのか分からない情報にまどわされて、合わない相談所を選んでしまわないように参考程度に見ておくのがおすすめです。
また、スタッフからのアドバイスを受け入れない人や高望みしてマッチングできなかった人が悪い口コミを書いてしまうこともあります。
ネットの口コミには賛否両論書かれているため、できれば気になった結婚相談所には足を運んでみて自分の目で確かめたり、スタッフに不明点を尋ねたほうが失敗しないですよ。(30代・男性)
結婚相談所選びで後悔した人たちの口コミ・体験談
アドバイザーの質も大事と感じました
大手の結婚相談所に入会したのですが、しっかりサポートはしてくれます。しかし、マニュアルに沿って言っているのかなと感じたり、とにかく成婚させたくて押しまくったりしている印象を受けました。費用は高くても婚活で評判のアドバイザーの方が在籍している結婚相談所を選べば、人の人間性を考えたアドバイスもしてくれると思います。(30代・女性)
きちんと相談にのってくれるスタッフが揃っているかどうかは重要です。こちらの条件と全く違う方を、何度も紹介されたり、嘘のプロフィールを書かれている方もいてビックリしましたが、そうした際にきちんと対応してくれるスタッフがいてくれなかったので退会しました。普段からも、気軽に相談できるスタッフがいたら活動も前向きになれると思います。(40代・女性)
費用の安さだけで選ぶのはやめたほうが良い
初めての結婚相談所選びはとにかく安さ重視で選びました。AIが良い相手を紹介するタイプの結婚相談所だったんです。ですが、なかなか良いと思える人と出会えずすごく悩んだんですよね。そこで、費用は高いけれどコンシェルジュの手厚いサポートを受けることができる結婚相談所に思い切って乗り換えてみたんです。するとすぐに良い人に出会えて退会。結局こっちのほうがコスパが良かったなと感じました。結婚相談所は費用の安さだけで選ぶのはやめたほうが良いと思います。(30代・女性)
本気で結婚したい人がいる結婚相談所が良いと思い、ここに決めました。サポートしてくれる方がとても親身になってくださるので、自分一人で行動したいけど何をしたら良いか分からないけど、結婚はしたい方にオススメしたいです。また、面談で自分の悪い所もきちんと指摘してくださるなど気付けないところも気付けたことが良かったです。コンシェルジュに相談をしながら希望の条件に合った男性を探せるところが良いです。(30代・女性)
料金の安さで選んでしまうと結婚に対する本気度が低い人に遭遇するため、結果的にコスパが悪かったりします。
地域密着型の結婚相談所が良いケースも
私の場合は地域未着型の小さい相談所を選びました。いろいろ相談もしやすく、料金も割とリーズナブルでしたので良かったと思います。何回も相談所に足を運ぶと顔も覚えてもらい、そのうちお勧めの相手を紹介してくれたこともありアットホームな感じで地域密着型の良い点と思います。
大手も良いところはありますが、どちらかと言うとシステム的な感じがすることもあり効率は良いのですが人によっては合わない人もいるかと思います。(40代・男性)
大手で知名度も高いので会員数も多いと思っていましたが、地方だと予想していたよりも遥かに少なく、関東圏との差が明らかでした。知名度の高い結婚相談所はサポートは手厚くても会員数が多いとは限らないですし、特に自分のように地方で婚活する場合は、やはり地域に密着された結婚相談所の方が出会える可能性は非常に高いと思います。(30代・男性)
カウンセラーの営業トークにのせられて入会して後悔
入会前は、スタッフの方が積極的に連絡をくれて、「お見合いも月に1回は設定をして、成婚もしやすい」と勧誘されました。
諸経費約50数万円を支払って、約2年間利用しましたが、お見合いが約半年ないときもあり、結婚相談所に不信感が高まり、退会しました。
よって、結婚相談所を選ぶ際に、お見合いの設定回数(月単位)を確認した方がよいです。また、勧誘の甘い言葉(成婚しやすいなど)を鵜呑みにしないよう気を付けた方がよいです。(30代・男性)
結婚相談所に期待しすぎて任せっきりでも駄目
結婚相談所に入ったら担当者が力になってくれるかと言えばハッキリ言えばNOです。あくまで相談所は出会いの場ときっかけを提供するだけであって、結局自分が頑張らなければ何の成果も得られません。ですので、自分がどんなパートナーと出会い、どのような結婚生活を送りたいかをしっかりと頭の中で考えて、その上で自分と方向性の近い結婚相談所を選ぶのが婚活の第一歩だと思います。(30代・女性)
結婚相談所の選び方まとめ
以上、結婚相談所の選び方!どこの結婚相談所がいいのか?失敗しないための注意点につて解説しました。
初めて結婚相談所を利用する人は大手の方が向いているでしょう。そもそも知識が多くないわけですから、スタッフに任せてしまえば良いのです。