合コンや知人からの紹介、結婚相談所の利用…など、婚活にもさまざまなスタイルがありますが、最近話題となっている婚活スタイルの一つに「婚活パーティーへの参加」があります。
手軽に出会いのチャンスを得ることができる方法として人気がある婚活パーティーですが、みんな参加しているからと気を抜いていると怪しい人と出会ってしまったり、危険や騙される…なんてことも。
ここでは、婚活パーティーに隠れる危険性と対策法をご紹介します。
婚活パーティーに危険が隠れている理由
結婚するための活動である「婚活」をすることが珍しいことではなくなった現代において、つい軽い気持ちで参加してしまいがちなのが「婚活パーティー」です。
結婚相談所の利用などとは異なり、婚活パーティーは1対1で会うわけではなく男性・女性を含む大勢で集まる場です。人数が多いからこそ安心と勝手に判断してしまう人が多いのです。
婚活パーティーに潜む危険性とは?
誰でも参加できる=「どんな人でも参加可能」
婚活パーティーにも、主催者や対象者が限定されている場合があります。たとえば結婚相談所の利用者限定などお金を払って会員(利用者)となっている人を対象として、開催されている婚活パーティーもあります。
しかし、誰でも参加することができる婚活パーティーも数多く開催されています。
身分証で本人確認をしている場合もありますが、あくまで形式上であって大したチェックはされていません。つまり「誰でも何を目的としていても参加できる」ということになります。
参加料金が無料、もしくは低価格であることは一見「ラッキー」・「魅力的」と思ってしまいがちですが、そういったチェックが甘い婚活パーティーには、結婚相手を探すという本来の目的以外の「本当の目的」を持った悪い人が紛れ込んでいる可能性があります。
参加する際には「もしかして…」と疑いの目をもつことも重要です。
「結婚」をエサにしようとする手口に要注意
婚活パーティーに参加することは、当然「結婚したい」という結婚願望があるということを公表しているようなものです。
中には、今すぐにでも結婚したい!という人もいるので、特にこういった方は「結婚」をエサに悪い人に騙されてしまう可能性が高いので要注意です。
結婚をエサにするなど、本来あってはならないことですが、これだけ婚活が普及した中「ターゲット」とされてしまうことのないよう、自分自身で相手の本性を見極めることが重要です。
婚活パーティーに潜む危険な手口
本来婚活パーティーは、結婚を真剣に考えている人や結婚相手を探している人が集まる場所です。しかし「結婚したい」人ばかりが集まっているわけではありません。
婚活パーティーに参加する前にその危険性や手口を知っていれば、自分がターゲットになることを避けられるはずです。
「自分の身は自分で守る」これは婚活の鉄則です。
怪しい人には要注意
何らかの目的を持った人が、婚活パーティーに参加してターゲットを見つける。という悪行を働く人たちは、よほどの見極める力がなければ怪しい人には見えなかったという人ばかりです。
婚活パーティー中に一目で「この人怪しい!」と気づくことができれば良いですが、たいていの場合婚活パーティー中は本性を隠しています。
その後、個人的にやり取りやデートを重ねるうちに、徐々に本性を現すようになります。
例えばネットワークビジネス、いわゆるねずみ講です。気になる人から「良いものだから」と言われてしまうと、ついついその手口にはまってしまう人も多いようです。また、宗教を勧誘される場合もあります。
ネットワークビジネスや宗教勧誘目的で婚活パーティーに参加している人は仕事や私生活に対する不満や自己啓発などに関する話をする傾向にあります。
これは、最終的に「ネットワークビジネスや宗教を始めれば改善できる、もっと毎日を充実したものにできる」と話を持っていくための第一歩です。
通常、婚活で結婚相手を探したいと思っているのであれば出会ったばかりの相手に不満や文句、相談をしたりはしないでしょう。もっと楽しい話をして自分に合った相手を探したいと思うはずです。
そのため、不満や自己啓発、相談などを知り合って間もないうちに熱く話す人は、注意した方が良いでしょう。
実は既婚者
婚活を通して「いいな」と思っていた人が実は既婚者だった…!という被害に合った人は後を絶ちません。
本来、婚活とは結婚相手を探すためのもの。にも関わらず、浮気性の人や結婚していても出会いを求めている人は意外と多いのです。
特に婚活パーティーは、参加可能な条件なども比較的少ないことから、既婚者であることを隠して参加することができるという点が問題点となります。
既婚者は、女性慣れているため女性の扱いがうまかったり、積極的な態度を見せることを得意としている場合が多く、婚活中の方にとっては魅力的に感じてしまっても無理はありません。
しかし、言うまでもなく婚活中に既婚者との出会いは不要です。未来がない出会いなど、貴重な時間を無駄にしていることに変わりありません。
場合によっては相手の奥さん(旦那さん)に慰謝料などを請求される可能性もあります。知らなかった場合は避けることができませんが、既婚者かどうかの見極めは非常に重要なのです。
プロフィールの偽り
最近、女性が相手に求める条件は「3平」だと言われています。これは「心の平穏」・「平均的年収」・「平凡な容姿」の「平」をとったもので、高望みをせずいかにリスクが小さい人を選ぶかが重視されています。
そのため、プロフィールを偽って3平に近づけ婚活パーティーに参加するという男性もいるようです。
実際、「高身長」であったり「高収入」を演じることよりも3平の男性を演じることはたやすく、誰でも3平であるように見せかけることができるといっても過言ではありません。
3平の男性であれば…と女性は安心してしまいがちですが、実は蓋を開けてみると全く「平」が揃っていない…なんてことが多発しています。
もちろん、3平の男性を演じてまで女性と交際したいとうわけではなく、勧誘や騙してお金をとろうとするなど何らかの理由があるため、その後に待っている危険に合うことのないよう、気を付けなければなりません。
お金を騙しとる目的
真剣に結婚したいと思っている人に近づき、お金を騙しとる詐欺、すなわち「結婚詐欺」もまた、誰の身にも降りかかる可能性のある危険です。
「結婚」をちらつかせてお金をだまし取ろうとする手口は近年増加しています。
「恋は盲目」と昔から言ったように、人はついつい相手を「好き」だと思うと、相手のために望むことをしてあげたいと思ってしまいがちです。
その上、結婚詐欺をする人はたいてい「魅力的な人」が多いのです。言葉が丁寧であったり、適度な距離感、そして「自分のことを好きなのかな?」と思わせるのが非常に上手です。この人なら大丈夫と安心感を与え、数十万~百万単位でのお金をだまし取る詐欺行為を行います。気づいた時には時すでに遅し…。お金は戻ってきません。
しかし、お金を相手に渡す前によく考えてみてください。「お金が足りない」「貸してくれないか」など、お金が絡む人との将来性は見えますか?
仮に騙そうとしているのでなく、信頼しているからお金の相談をしているだけであったとしても、自分の持ち金内での算段ができない人であるならば、きっとこの先もお金の問題が絡み、いつかお金が原因で相手を嫌いになったり好きでなくなることがあるでしょう。
「お金が絡む人」との関係性に未来はありますか?
婚活パーティーに潜む危険を避けて安心して婚活するために
婚活パーティーには、今まで出会ったことのないタイプの人が大勢集まります。
ただ自分の知人やその知人と合コンや紹介をされるよりも格段に出会いの幅が広がることから、男性・女性問わず多くの人が参加しています。
婚活パーティーに限らず知らない人との出会いは素晴らしいもので、結婚したいと思える運命の相手と巡りあうこともできるでしょう。
しかし、その一方で軽はずみな気持ちで婚活をしていると、危険な目や騙されてしまうこと可能性も十分あります。
婚活の基本は「自分の身は自分で守る」こと。誰も守ってはくれません。
婚活パーティーに潜む危険性を知り、安心して婚活できるよう十分に注意して参加しましょう!