成婚を目的に男女は結婚相談所を利用することになるのですが、いざお見合いとなると、どうしたらいいのか分からなくなってしまうものです。
この記事では、結婚相談所のお見合いの流れや、気になる服装などについて紹介します。
結婚相談所のお見合いの流れ
まずは、お見合いの流れから、確認していきましょう。
こちらでは、3つのステップに分けて解説したいと思います。
ステップ①前日までにすること
お見合いは、当日だけが重要なわけではありません。
前日までに、きちんと準備しておくべきこともあるのです。
それは、当日の見だしなみのチェックと相手のプロフィールの読み込み、何を話すかの整理と、この機会を作ってくれた人への感謝の気持ちがあるかの確認です。
一度にやると大変なので、前日にすぐに確認できるように、少しずつやっておくと良いでしょう。
ステップ②当日の流れ
お見合い当日は、待ち合わせから集中することになります。
当たり前ですが遅刻をしないように、男女関係なく時間に余裕を持って到着するようにしましょう。
あまり早すぎても待つことに疲れてしまうので、適度な時間に向かうと良いです。
実際のお見合いでは、軽い挨拶から始まります。
それから、様々に会話をしますが、これが1時間程度です。
相手がどういう人なのか、例えば男性であれば相手が家庭的な人なのか、女性であればどういう仕事をしているのか、妻が仕事を持つことに対してどう思っているのかなどを探すことが大切です。
ステップ③お見合い後の流れ
お見合いが終了したら、その場で交際をするか決めるわけではありません。
相手に対してどういう印象を持ったのか、相手と交際を希望するかどうかを、結婚相談所の専任カウンセラーに連絡をしましょう。
もし、お互いが交際希望であるならば、そこから交際へと発展します。
仮交際から始まって真剣交際へと進展し、最終的に成婚という流れになります。
結婚相談所でのお見合いのときの服装・身だしなみ
お見合いのときには、どのような服装がよいのでしょうか。
また、身だしなみとして、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。
それぞれ解説していきます。
男性の服装・身だしなみ①スーツがおすすめ
男性が大事な場面で着用するのは、やはりスーツが一番です。
清潔感をアピールできますし、私服だと普段の男性が分かるという女性もいますが、やはり緊張感に欠けてしまいます。
ただ、スーツであってもヨレヨレのものや、サイズが全くあっていないものは避けるようにしましょう。
スーツは男性を普段以上に引き立ててくれますので、いわゆるスーツマジックで女性を虜にできるように、普段から着慣れたものがおすすめです。
男性の服装・身だしなみ②デニム、スニーカーはNG
交際前のお見合いだからと、ラフな格好でも大丈夫というのは幻想にすぎません。
これを信じてデニムやスニーカーなど、格好つけてお見合いに臨む男性もいますが、嫌われる可能性が高くなります。
というよりも、真剣度をアピールできないことにもなりますので、あまりおすすめできません。
女性の服装・身だしなみ①ワンピースかセットアップ
できるだけ清楚な印象を男性に与えたいので、ワンピースやセットアップがおすすめです。
あまり派手な色は避ける必要があり、柔和な顔立ちをアピールできるようなカラーが良いでしょう。
アクセサリーも大切で、ピアスやネックレスなどが良いです。
揺れるものに対して、男性は狩猟本能を刺激されると言われていますので、身に付けるのであれば揺れるタイプの方がベストです。
女性の服装・身だしなみ②露出度が高いのはNG
男性に良く思われたいからと、露出度の高い服装でお見合いをしようとする女性もいますが、これはNGです。
確かに男性は喜ぶかもしれませんが、あくまでも交際前のお見合いですし、専任カウンセラーにも良く思われないでしょう。
また、印象を悪くするような暗い色や自分がスタイル抜群だからとスタイルを強調できるようなものも避けた方が良いです。
お見合い場所でおすすめ3選
お見合いをするときには、お見合いに相応しい場所というものがあります。
落ち着いた雰囲気で、お見合い相手との会話が楽しめるよう、このような場所を選びましょう。
おすすめのお見合い場所は、3つあります。
ホテルのラウンジ
よくお見合いの場所として利用されているのが、ホテルのラウンジです。
おすすめの理由は、一席のスペースがゆったりとしていて、大手のホテルであるほど静かで会話がしやすいからです。
安いホテルだと騒がしいこともありますので、できれば大手の混雑していないようなホテルのラウンジを選択しましょう。
カフェ
カフェと言っても、チェーン店はやめましょう。
チェーン店でも会話を楽しめるかもしれませんが、やはり混雑することが多く、お見合いの環境とは程遠いです。
あまり人が利用しないような、オシャレで落ち着いたカフェがベストです。
レストラン
お見合いは1時間程度の会話で終了しますが、軽く食事のできる静かなレストランもおすすめです。
こじゃれたBGMがかかっていて、暗い照明でムードの良い場所ですと、自然と二人の会話も盛り上がっていくでしょう。
お見合い当日の心構え
お見合い当日には、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。
お見合いの相手に好印象を与えるためにも、これから紹介する3つのことに注意しましょう。
相手の話をじっくり聞くこと
お見合いの中でも特に大切なのは、相手の話をしっかりと聞くことです。
普段から自分の話ばかりしている人は、特に意識しておく必要があります。
相手の話を聞くことばかり集中してしまうと、自分の話ができずシーンとすることもありますので、タイミングを見計らって話すべきか聞くべきか判断することも大切です。
緊張していても笑顔を意識して
お見合いですから、どうしても緊張してしまうものです。
緊張すると、人間は顔が引きつってしまい、相手に良い印象を与えることができません。
男女関係なく「相手も緊張しているのだ」という気持ちで臨めば、たとえ緊張しても笑顔でやり過ごすことができるでしょう。
とにかく笑顔、これを心掛けることが非常に重要なので忘れてはなりません。
とにかく共感することを意識
会話の中では、相手と反対に思うことも出てきます。
だからといって、それを否定するのは、お見合いでは避けなければなりません。
自分に嘘をつくわけではないですが、できるだけ相手に共感することが、お見合いを成功させるコツなのです。
結婚相談所お見合いで盛り上がる会話
お見合いのとき、どんなことを話したらいいのか。話す内容についても、悩んでしまいますね。
そこで、お見合いでするとよい会話の内容について、お教えいたします。
こちらでは、3つの話題を紹介しましょう。
趣味などハマっていること
お互いにハマっていることが共通すれば、会話が盛り上がること間違いなしです。
事前のプロフィールである程度分かるかもしれませんが、もし共通していることが分かれば盛り上がる可能性が高いので、そこまで緊張することもなくなります。
ただ、ハマっていることが同じだからと、熱くなりすぎて自分ばかり話をするのはNGです。
特に女性は、自分のことばかり話すと、男性にしてみれば「何だか面倒な人だ」と思われることがありますので要注意です。
学生時代やこれまでどういうことをしていたか
相手の学生時代で会話が盛り上がることもあります。
実は過去に同じ合宿所でスポーツの練習をしていた、学園祭に行ったことがあるという共通点が見つかったりして、かなり白熱する可能性もあるでしょう。
もちろん、学生時代の恋愛話から相手のことを探るという方法もあります。
最近食べておいしいと思ったもの
この会話が盛り上がれば、「今度一緒に行きましょう」と交際へと発展しやすくなります。
そのため、あまりハイカラな高級料理ではなく、例えばラーメンなどのように比較的身近なものの方が良いです。
高級過ぎると特に男性からは誘いにくくなってしまい、自分には手の届かない女性だと諦めてしまうこともあるからです。
お見合いでしてはいけない会話
会話の内容によっては、相手が気を悪くしてしまった。
せっかくよい雰囲気になっていたのに空気をぶち壊してしまった、ということになりかねません。
そのようなことにならないように、これから紹介する会話は避けるようにしましょう。
それぞれ解説していきます。
婚活状況について聞くのはNG
現在利用している相手の相談所や、どういう状況なのか聞くのはNGです。
これは男女ともに、あまり相手に知られたくないことなので、触れるのはやめましょう。
特に、お見合いまで中々進めていない状況だということを知られると、「何かある人なのか」などと無駄に勘ぐってしまうこともあります。
容姿やセクハラ的発言は厳禁
これらは絶対にNGな会話です。
いくら相手が、イケメンあるいは美人でも、そこに触れるべきではありません。
言った方は間違いはないと思っていても、言われた方はそうは思っていないこともあります。
また、男性が気を付けたいのはセクハラです。
お見合いの場だからというわけではなく、セクハラはどこでもNGです。
個人のプライバシ―に踏み込みすぎなこともNG
プライバシーに関する質問を聞かれて、嬉しく思う人はいないのではないでしょうか。
ましてや、まだお見合いの状態ですから、踏み込んだ質問は避けましょう。
人によっては、どこまで踏み込んで良くて、どこからNGなのか分からないという人もいるでしょうが、迷った際には質問しない方が良いです。
唐突すぎる質問
1時間程度の会話の中で自然と話が進んでいき、問題なく終わると思っていても、唐突過ぎる質問をする人がいます。
これは特に、男性に多いと言われているのですが、唐突に質問されると困ってしまうものです。
お見合いは面接試験ではないのですから、相手の反応をチェックするために唐突な質問をする、というのはNGです。
お見合い後にやることは「カウンセラーに報告」
お見合いの流れのところでも触れていますが、お見合い後には相手の印象やどういう会話をしたのか、そしてその人との交際を希望するかどうかを専任のカウンセラーに報告をしましょう。
中には会話の内容を恥ずかしがって伝えない人もいますが、思い切って伝えた方が交際から成婚に発展しやすくなります。
もし交際したくないと思えばまた相手探しから始まりますし、交際をお互いに希望すれば成婚への第一歩となります。
お見合いの時の注意点
さいごに、お見合いの時の注意点を確認しておきましょう。
こちらでは、3つに分けて解説したいと思います。
待ち合わせは時間厳守
これは当たり前のことですが、待ち合わせに遅刻をするのは厳禁です。
当然相手の印象も悪くなってしまいますし、仮にデートをするようになっても、毎回遅刻をする人なのかなどと思われるからです。
時間厳守ではありますが、12時待ち合わせで、12時ピッタリに到着するのもダメです。
少し早く行くのが、マナーだと言えます。
笑顔で過ごす
プロフィールなどを見て相手が理想の人だと思い込むことはあります。
しかし、いざお見合いをしてみると、理想の人ではなかったということもあるでしょう。
その際には、態度や顔に出すことはダメです。
これは今後のお見合いなどにも影響してしまいますので、なるべく笑顔でお見合いをしましょう。
スマホはなるべく見ない
お見合いの中で携帯電話が鳴ったり、メールやLINEの通知が届くこともあります。
それが気になってしまうのは分かりますが、お見合いの最中はできるだけ携帯は見ないようにしましょう。
どうしても見なければならない状況なら別ですが、見てしまうと会話が途切れる可能性がありますし、最悪の場合、雰囲気がぶち壊しになることもあるからです。
お見合いのまとめ
ようやく相手が見つかっていよいよお見合い、というところで何を意識すれば良いか分からずに失敗してしまう人は、男女問わず多くいます。
どういう会話が良いのか、服装はどうすべきなのかなど事前にまとめておくことは多くありますので、1時間程度の会話という位置づけではなく、成婚へのスタートラインに立つのだという気持ちで臨むことが大切なのです。