結婚相手の選び方には、恋愛や遊び相手探しとはまるで違った難しさがあります。
特に、婚活をしていると何を基準に結婚相手を選べばいいのか、わからなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな時は結婚相手の選び方のうち、典型的なパターンを参考にして自分の状況に照らし合わせてみるのがおすすめです。
ここからは、結婚相手の選び方を7つに分類して紹介していきます。
一体何が自分にとって結婚の決め手になるのか、お役立てください。
結婚相手を選ぶポイントを7つ紹介
結婚後に後悔しないためには、どのようなポイントをみて、結婚相手を選ぶとよいのでしょうか。
こちらでは、7つのポイントを紹介します。
それでは、それぞれのポイントについて、詳しく解説していきましょう。
価値観が似ている
男女共に結婚相手を選ぶ決め手として、もっとも重要視されるのが価値観についてです。
ここで言う価値観とは金銭感覚から人間関係、そして政治信念や宗教といった、人生のあらゆる局面に影響する価値基準のことを指しています。
ただし、全ての価値観が自分にピタリと当てはまる相手を見つけるのは非現実的なので、あくまで「価値観が似ている」「冷静に話し合いができるか」と、「お互いの価値観を理解しようと努められるか」といった点が、結婚相手選びにおいては重要です。
デート中、入籍日についてプチ喧嘩っぽくなったんだけど何とか冷静に話し合いができた☺️デートも何事も無かったように終えられたし楽しかったし優しかった。
初めての喧嘩?お互いカチンとなっても、とりあえず冷静になる事が大事だと学んだわ。— とらこ@婚活垢 (@tsGdhRTgRDjR3DY) February 6, 2023
ある程度の価値観のズレがあったとしても、お互いの配慮や努力で擦り合わせていくことができる範囲内であれば、結婚生活を長持ちさせることができるでしょう。
トラブルが起きる前に話し合いができる
結婚相手を見極めるために、具体的に注目しておきたいポイントの一つが、何か問題が起きる「前に」話し合いができるかどうかです。
恋愛の段階であれば、トラブルが起こった際に話し合いをして、一緒に問題解決に取り組むことには関係性を深めるといった様々なメリットがあります。
しかし、結婚後になってもトラブルが起きるたびに対処していたのでは、少しずつ相手への不満が蓄積していくことになるでしょう。
結婚相手を選ぶ基準はこれだと思う。価値観が合う合わないよりも、話し合いでお互いの意見のすり合わせができるかどうか。 pic.twitter.com/d1t3wjmhKw
— めーこ🐑将来の夢 井川遥 (@meme_88888_) January 2, 2022
そのため事前に問題の芽を摘むように、何か気になることがある段階で、お互いに遠慮なく話し合いができる状態にあることが夫婦関係にはとても重要になります。
食事の好みが合う
食事の趣味が合うかどうかは、場合によっては他のどんな理由よりも、重要な結婚相手選びの要素となります。
たとえ、他の相性が完璧で相手のことを深く愛していたとしても、食事の趣味が合わない相手と一緒に生活を続けることには多大なストレスがかかります。
最悪、心身の調子を崩して、結婚生活どころか日常生活をまともに送れなくなってしまう可能性もあるため、食事に関する部分の見極めは絶対に妥協しないようにしましょう。
長期的に見て経済面での不安が少ない
結婚によって経済的な安定を得られるか否かは、愛情や相性と並んで無視できないポイントです。
ただし、現代社会では男女共働きで結婚生活を送るカップルが増えているため、単純に片方の職業や年収だけを見て経済的な安定を判断することはできません。
また、IT系やクリエイティブ系など一時的な収入は大きくても、長期的には不安定な職業も近年では珍しくないため、経済面についてはお互いの状況を総合的に判断する必要があるでしょう。
弱った時にお互いを支え合える
結婚相手に優しさを求める意見は目立ちますが、実際に大切になるのは平時の優しさではなく、心身が弱っている時の優しさであると考えておきましょう。
病気になった際や家事や仕事で疲れ切った時にこそ、本当の優しさが求められます。
また、自分が弱っている時にも相手に当たり散らさない穏やかさを維持できている人は、結婚相手として最適な相手と言えます。
お互いに弱っている時でも支え合える関係性があれば、大抵の危機は乗り越えることができるでしょう。
子育てなどの長期目標を共有できる
子育てや教育方針などは、その家庭が共有する長期目標と言い換えることができます。
家族が同じ目標を目指すチームとして団結することができれば、自然と結婚生活は充実したものとなるはずです。
一方で目標設定が食い違ってしまうと、お互いに足を引っ張り合う構図になってしまうため、パートナーの存在をむしろ邪魔に感じるようになっていきます。
結婚前には、ただ漠然と子育てについて考えるのではなく、具体的なイメージを共有して齟齬がないかを確認する作業が必要になるでしょう。
自分自身がその結婚を納得することができる
どんなに理由を重ねたとしても、結局のところ一生のパートナーは、自分自身が深く納得した相手を選ぶことを忘れないようにしましょう。
計算上は最善の相手であっても、何か自分の中で引っかかるものがあるのなら、それは言語化できないレベルでの違和感の表れと考えることもできます。
そうした違和感は結婚直後は問題なくとも、共同生活を続けていく中で、いずれは不満として噴き出してくるものです。
逆に理由は上手く説明できないが、ピンとくる相手だから結婚するというのも、それはそれで実は理に適った選択と言うことができます。
大切なのはその選択に対して、自分自身が納得を得られているかどうかになります。
結婚して相手に『幸せにさせてもらいたい』というスタンスの人は、婚活でうまくいかない。
『幸せにさせてあげたい』と思える相手を探した方が、その後の結婚生活もうまくいく。
— されどわ|男の婚活.net (@sh86334665) February 6, 2023
結婚相手を選ぶポイントって?みんなの口コミを見てみよう
では実際に、婚活中の男性や女性は、どのようにして結婚相手を選んでいるのでしょうか。
さまざまな口コミを参考にして、結婚相手を選ぶポイントをまとめてみました。
こちらでは、2つに分けて解説したいと思います。
結婚相手を選ぶ時に重要だと考えている条件
まずは、結婚相手を選ぶ時に外せない、重要なポイントからみていきます。
一緒にいて心地がいい相手であること
婚活では一緒にいて居心地がいい人とのご縁を大切にしてほしい。結婚したら毎日一緒に暮らすんだから一緒にいて疲れないかはすごく重要。なんなら沈黙でもなぜだか心が落ち着く人を選んでほしい🌸
— 𝕔𝕠𝕔𝕠🐈⬛♡⃛ (@MAdvance_) December 18, 2022
これからずっと一緒に生活をすることになるのですから、傍にいて気疲れしないというのはやはり大切。
いくら格好よくて仕事ができても、女性は威圧的だったり暴力を振るうような男性といても幸せになれませんし、男性も家庭が心身の休まる場所にならなければ、長く結婚生活を過ごすことは難しくなります。
素の自分を見せて、リラックスしていられる相手であることが何よりです。
そうした人とは、いつまでも笑顔の絶えない家庭を築けるでしょう。
性格的な相性がいい
婚活は、デートを楽しむ相手じゃなくて、地味な日常生活を共に出来るような相手を見つけるの。
すぐに好きになれる人ではなく、性格がフィットする人。
そんな「性格の合う相手」は、刺激もなければ、ドキドキすることもないかもしれない。けれど、とても心地の良い安心感を覚えるはずだよ。— 杉口加奈|恋愛メンター女社長 (@miracle_cana) August 25, 2022
一生のパートナーになる相手だからこそ、考えに共感、理解できること、そして相手を尊敬できることが重要です。
結婚そのものも大きな転換点ですが、その後のライフステージの変化も共に乗り越えていくことになりますから、話し合い、尊重し合える関係でなければなりません。
恋のようなドキドキは続かないかもしれませんが、男性、女性共に、この人となら大丈夫だと安心を感じられる人を見つけましょう。
自分に愛情を向けてくれる
結婚したいというよりは結婚を考えてくれるほど愛してほしいだけなんよね。
— とうてつ💙💛 (@LwwMqmgkBUWr5pR) April 14, 2022
女性の場合は、男性が釣った魚に餌をやらないタイプではないか、男性も子どもができたとたんに自分がほったらかしにするような女性ではないか、よく聞かれる不安です。
結婚は愛し合った末に行き着くものであって、結婚後もその愛情を向け合っていくことが望ましく、幸せだと考えているかたは多いでしょう。
結婚前に見抜くのは困難ですが、愛情を注ぎ続けてくれる情の深い相手かどうか、慎重に見極めてください。
金銭感覚が近いこと
価値観が合うっていうのは結婚には重要だけど、その中でも1番大切なのは金銭感覚じゃないかな。
金銭感覚とはTシャツに2万円出せるかということより、タクシー代の2千円を使って体力と精神力を温存するか、2千円がもったいないと炎天下を歩き夕方疲れて不機嫌になるか…って意味なんだと思うんだわ。
— 元鈴木さん (@Motosuzukisan) August 18, 2019
たとえば、趣味に費やすかたが多い男性が、女性からの理解を得られない悩みはよく話題に上がりますし、女性のオシャレやお付き合いにかかる出費にうるさい男性もいます。
金銭感覚は一朝一夕で変化するものではなく、身についたものです。
その人にとって必要な出費でも相手には無駄に感じたり、節約しているつもりでケチ臭いと思われたり、感覚の差はなかなか埋まるものではありません。
お付き合いの段階からその差異が少ないかどうか、お金の使いかたに注目しておいてください。
結婚相手女性は、若いから良いわけじゃないし
結婚相手男性は、高年収だから幸せになれるわけじゃないです。
自分と釣り合いが取れているか
人柄が良いか
先にそれを考えましょう。— 大屋優子「余計なお世話いたします」東京飯田橋のロックビレッジ婚活サロンの世話好き結婚カウンセラー (@rv_oya) May 18, 2023
結婚相手を選ぶ時に妥協してもいい点
つづいて、結婚相手を選ぶ時に妥協してもいい点についてです。
顔や身長などの容姿全般
私が求める相手の条件?
会話が成立して、近いレベルの価値観、常識を持ってる人ですね
別にこれが達成されてれば見た目とか一切気にしないんで(結婚相手としては)— ばざ (@bazadayo) July 4, 2018
生理的な嫌悪感を覚えるレベルでなければ、ある程度は許容できるというかたが多い容姿。
いくら素敵な見た目でも、価値観や性格が合わなければ、結婚相手としては不相応という考えのかたが多い傾向です。
男性は女性に可愛らしさや胸の大きさなどを求めがちですが、誰しも年を取って変化するものですし、自分を棚に上げないこと。
女性は男性の身長や顔の良さにこだわりがあっても、男性が身綺麗であろうと努力をしているようなら、その気持ちを大切にしてあげましょう。
どの学校を出たかといった学歴全般
結婚相手の条件に学歴を入れる人がいるけど、学歴ってあんまりあてにならないから、それで選択肢を狭めるのってもったいないと思う
私の会社には、無名大学でも優秀で性格の良い人がいるし、逆に有名大学院卒で残念な人もいる
勉強は一つの指標にはなるけど、もっと大切なものがあるとおもう— みなみん@逆転婚活成功論 (@minamin_rennai) September 12, 2022
女性は男性の出た大学や経歴を重視し、子どもの学歴への影響を考えるかたが少なからずいますが、学歴イコール魅力的な人であるとは限りません。
そこだけを判断材料にせずに、人間性にも目を向けるようにしましょう。
逆に、男性は、自身以上の学歴の女性にコンプレックスを抱きがちですが、相手の本質を学歴のみで否定するのは誤りです。
釣り合わないと最初から引いてしまわないように、価値観や性格的な相性を見るようにしてください。
年上年下や年の差といった相手の年齢
お相手を選ぶ時、年齢で選んでた。同世代か年上なら結婚に有利かなって。だけど、実際は6つ下の夫と結婚した。結婚するのに年齢は関係ない。アラフォーの男性なら自分と同じように結婚に焦っているはず。同世代なら釣り合うはず。って。世間体とか、条件じゃなくて目の前の相手と向き合うって大事。
— すがちゃん (@sugachanNs) December 16, 2022
年齢にこだわっていていても、ピンとくる相手がいれば、最終的にはそれほど気にしないという声が多いです。
男性は自分を棚に置いて、若ければ若いほうがいいと女性の年齢を重視しがちですが、最初から選択肢を狭めてしまうのはもったいありません。
女性側は、極端な年齢差でなければ大丈夫だというかたが多いものの、最初から厳しい条件を設定せずに広い視野で相性の良し悪しを見極めていくことをおすすめします。
口コミをみると、結婚選びに何を重視するかは人それぞれです。
ただ、何をどのくらい必要としていて、どの程度なら妥協できるのか、価値観を明確にしておくとリスクを減らしながらスムーズな婚活ができます。
いろいろな人と出会って、感情だけではなく、条件と照らし合わせながら慎重に探していきましょう。
男女別の結婚相手選びの具体的な決め手とは?
男性が結婚相手を選ぶ場合、女性が結婚相手を選ぶ場合など、その人の性別によっても結婚相手の選び方が変わってきます。
では、具体的にどのようなポイントに重視して、結婚相手を決めるとよいのでしょうか。
<男性の場合>
<女性の場合>
こちらでは、男性の場合と女性の場合に分けて、解説したいと思います。
一緒にいるだけで落ち着く
大半の調査において、男性が結婚相手の決め手として挙げる第1位は、「一緒にいると落ち着く」といった理由になっています。
男性は恋愛には刺激を求めますが、結婚相手には家庭の安心感を求める人が圧倒的に多いということが言えるでしょう。
自分の両親や家族と仲が良い
実家に女性を紹介した際に、両親や兄弟と仲良くしてくれている様子を見て、結婚を決断する男性は非常に多いとされています。
たとえ両親と同居するわけではなくとも、やはり家族との相性の良さを確認できると、男性は結婚を強く意識することになります。
いざという時に自分の方を立ててくれる
何かを決める際に男性の方を自然と立ててくれる女性に対して、男性はすぐに結婚を意識する傾向があります。
これは不思議と男女平等の価値観を持っている男性にも当てはまることで、最終的に自分に決定権を与えてくれるという安心感は、結婚への判断に大きく影響すると言えるでしょう。
つづいて、女性の場合をみてみましょう。
家事や育児を分担してくれる
同棲中に家事の分担が上手く進んだり、育児に関する意見が一致したりすると、女性は相手との結婚を具体性を持って考えるようになります。
それは、2人で作る未来の家庭像が、明確に見えるようになったことを意味しているからです。
浮気をしないと確信が持てた時
男性に比べて女性は、パートナーの浮気に対して強い拒否感を示す傾向にあります。
そのため相手男性が浮気をしないタイプだと確信が持てたタイミングで、初めて結婚を意識するパターンは珍しくありません。
浮気をしない確信を得る状況は人それぞれですが、たとえば女友達と一緒にいても自分だけを見てくれるといったシチュエーションが、結婚の後押しになることが多いようです。
相手の趣味や仕事に理解を示せる
男性は女性が思っている以上に、趣味や仕事と一体化した生活を送っています。
交際中に相手の趣味や仕事の内容に理解を示すことができないと、女性としてはどうしても結婚には踏み切れないと感じてしまいます。
逆に、男性が持つ趣味や生涯を捧げる仕事を「理解できる」と感じた瞬間、女性としてはこの人と一緒になってもいいかも知れないと考えられるようになります。
結婚前にチェックしておきたいポイント
ここまで、結婚相手の選び方について解説してきました。
結婚相手にピッタリな人が見つかっても、結婚前に必ずチェックしてほしいポイントがあります。
結婚した後、後悔しないために、こちらの3つのポイントについても確認しておきましょう。
生活全般のチェックポイント
結婚前には、相手の生活態度について全般的にチェックしておきましょう。
同棲期間なしで結婚した場合、相手が朝型か夜型かもわからないまま結婚生活に突入してしまう可能性もあります。
また、実際に子供が生まれる前に、子育てを手伝い合える環境が整えられるかどうかもチェックしておくことは大切です。
相手の仕事に関するチェックポイント
相手の仕事内容については、職種や年収だけではなく、もっと具体的な部分を調べておくことが肝心です。
会社を見せてもらったり同僚や上司に先に挨拶をさせてもらい、職場でのパートナーの様子をそれとなく探っておくのも有効でしょう。
自営業やクリエティブ業の場合は成果物を見せてもらうと、仕事内容のイメージが掴みやすくなります。
また、その仕事でどんな労災やトラブルが発生し得るのかを事前に知っておくと、万が一の時も冷静に対処することができるでしょう。
お金に関するチェックポイント
お互いの金銭感覚については、交際期間だけではどうしてもわからない部分が多々あります。
たとえば、貯金に対する感覚や投資についての知識などは、結婚前に可能な限りお互いに話し合っておいた方がいいでしょう。
ほかにも、積み立てや保険に関してなど、お金にまつわる問題は山のようにあります。
実家に財産のある相手の場合は相続などについても最初に話し合い、取り決めをしておくことをおすすめします。
また、子どもが生まれたあとに離婚した場合の養育費問題なども、まだリアリティのない結婚前の段階である程度決めてしまった方がいいこともあります。
交際相手の「裏の部分」を知りたかったら
Q.落ち込んだ時はどうやって過ごしますか?
‥という質問をしてみるといいです
酒を飲む
親に愚痴を聞いてもらう
SNSに書き込む
筋トレをする
寝る
やり過ごすどれもだいたい結婚後も同じことをします
違和感ある回答をされた時は交際は少し慎重に— 森とうゆうこ@結婚相談所🌸千葉柏市 (@MoritoYuko) January 22, 2023
結婚相手の選び方のまとめ
結婚相手を選ぶに当たって決め手となる要素はいくつもありますが、この記事で紹介した要素を中心にチェックしていくことで、効率的に自分に合った相手を見つけやすくなることでしょう。
結婚相手の選び方や、何を最重要視するのかについては、男女別だけでなく年齢や職業によっても大きく変わってきます。
そんな中でもっとも大切なのは、お互いに話し合って、理解を深めていくことができる関係性を結べているかどうかになります。