婚活をしていても、「面倒だからもう一生独身でいいや」と、心が折れてしまうことがあるかもしれません。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
- 日本における一生独身という男女の割合はどのくらいなの?
- 一生独身でいることによるメリット、デメリット
- 結婚願望はあるが結婚できない男女の特徴
この記事では、独身の男女のリアルな問題について解説したいと思います。
日本における一生独身という男女の割合はどのくらいなの?
2021年、国立社会保障・人口問題研究所が18歳から34歳の独身の男女を対象にして行った「出生動向基本調査」によると、「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合が男性は17.3%、女性は14.6%と過去最高となりました。
2015年にも同様の調査が行われましたが、男性女性ともに、5%以上増えているのです。
男性の5人に1人、女性の7人に1人が結婚する予定がないということですから、これは結構な割合であることがわかると思います。
また結婚したいと思っていても結婚できない男女も少なからずいますから、実際に一度も結婚せずに人生が終わる男女は、もっと増えるということになるでしょう。
一生独身でいい理由とは
一生独身でいいと考えている人たちは、どうしてそのように考えるのでしょうか。
一生独身でいいと考える理由について、解説していきたいと思います。
結婚する経済的な余裕がない
男性が結婚を望まない最も多い理由として、「結婚するには経済的な余裕がない」というものがあります。
結婚すると子供を育てたり、女性を養っていかなければいけないという責任感があり、自分の収入では養うだけの余裕がないと考えているのです。
これは、働いても給料が増えない、今の日本の社会の問題とも言えるでしょう。
独身の自由さを失いたくない
男女ともに「結婚をしたくない」と考える理由の多いものに、「独身の自由さや気軽さを失いたくない」というものがあります。
結婚すると自分の都合だけではなく、相手のことを考えて行動しなければいけないケースも増えるでしょうから、その自由さを失いたくないと考えるのでしょう。
働いて稼いだお金も、自分だけで使えなくなってしまうので、そんなことになるなら独身でいいと考えるのも無理のないことかもしれませんね。
男性・女性とうまく付き合えない
異性と付き合った経験がほとんどなく、どうやって交際したらいいのかわからないというのも、独身でいい理由の一つです。
最近は一人で過ごせるような趣味などもたくさんありますし、異性と時間を使うよりも、気の合う同性や一人で気軽に過ごしたいと考えている男女が増えています。
このほか、結婚資金がない、素敵な相手に巡り会えていないという理由も、「独身でいい」という理由で上位に来ます。
一生独身は本当に不幸なの?世間の声を見てみよう
結婚する年齢になっても、いまだ独身でいる人たちの中には、結婚したほうがいいのかどうなのか、悩んでいる人も多いでしょう。
そこで、一生独身でいることに対する口コミを紹介します。
独身だったり友達が多くなくても楽しそうに生きている人をたくさん見て気づいたんだけど、人生って嫌な関係を持つより孤独でいるほうが幸せになれるんだよね。人が嫌いなわけじゃない、でも一人の時間が好きで大切にしたい。だから一人になれる選択肢がとれるって大事なんだと思う。
— るろうに@心理カウンセラー (@rurouni15967) November 12, 2022
「一生独身は怖い」という人が多いですが「自己中で人の話を聞かない男と結婚」するほうが圧倒的に恐ろしい人生です。
— 坂田啓太@イノセント (@innocent_bridal) November 13, 2022
男は35歳までに、
・年収1000万達成するか
・結婚して子を作るかのどちらか達成しないと、幸せにはなれないと思う。証拠として、どちらも達成できなかったアラフォー独身男性の自殺率は高いし、ジョーカー率も高い。男は社会的に認められなきゃ駄目な生き物で、図体の強さに反して、心は女より脆い
— 窓際ジョニー (@jonny_mado) November 16, 2022
結婚に悩んだ時。祖母に「選ぶべき人は一緒にいて楽しい人ではなく“離れたくない人”。愛せる人ではなく“許せる人”。幸せになれる人ではなく“苦労を乗り越えれる人”」と言われ、21歳で婚約した。あれから22年。今、夫の隣りにいる私は超幸せなので、オススメなのです。テレッ
— 残業キライ子ちゃん̤̫ (@monamick30) November 9, 2022
おめでとう!「結婚したい」が口癖だった後輩が、ついにマッチングアプリで結婚。「優しい人がいい」と言い、穏やかな彼とゴールイン。ただ派遣社員で将来だけが不安。次は「お金ない」が口癖に変わっちゃったから、プロフの教えてあげたら夫婦で月収60万超えた。新婚夫婦で頑張れば収入も幸せも2倍!
— あーちゃん🐦🐧 おしどり物販夫婦 (@a__chan0130) November 13, 2022
高望み高望み高望みって言うけど、妥協した結婚して不幸になっても誰も責任取ってくれないわけでしょ?不幸な結婚よりも独身を選ぶよ。
— とかげの婚活 (@mamama86425142) November 17, 2022
一生独身に対する様々な意見
- 妥協した結婚して不幸になりたくない
- 結婚して幸せ
- 嫌な人と一緒になるなら一人がいい
結婚して幸せな人は口コミをあまり書かないとは思いますが、それでも「妥協して結婚するくらいだったら、一人の方が幸せ」という意見が目立ちます。
確かに、今は一人で生きていても不自由がない時代ですから、こういう考えになるのも理解できます。
生涯独身のメリットとは
生涯独身でいることのメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
こちらでは、3つに分けて解説したいと思います。
自由に生きることができる
一生独身なら、自分の時間とお金を、全て自由に使うことができます。
結婚していると友達と遊んでいても「ある程度の時間になったら、おうちに帰らなきゃ」となりがちですが、一人なら存分に遊ぶことができますね。
また、稼いだお金は全部自分の好きなように使うことができるため、家庭がある人が購入できないようなアイテムを購入したり、旅行でリッチに豪遊したりなど自由自在です。
自由に生きられるというのは、独身最大のメリットでしょう。
恋愛も自由
結婚した後に、パートナーよりもっと好きな異性ができて、不倫に走ってしまう男女は珍しくありません。
結婚した後にもし素敵な人に心惹かれても、我慢するしかありませんが、独身なら関係なくアタックすることができます。
もしかしたらもっといい人がいるかもしれない、と考えている人は、このパターンが怖くて結婚できないのかもしれません。
結婚相手の親戚との付き合いがない
結婚すると、相手の親や兄弟などとの付き合いが多かれ少なかれ発生しますが、独身ならそんなことはありません。
この結婚相手の親戚とのお付き合いは、結構なストレスになることが多いので、これがないというのだけでも素晴らしいメリットかもしれません。
一生独身でいるとどんなデメリット
つづいて、一生独身でいることによって起こるデメリットをみていきましょう。
それぞれ解説していきます。
老後1人で生活することへの不安がある
一生独身だと子供や孫はいませんから、もし歳をとった時に、一人になってしまうかもしれません。
例え兄弟がいても彼らには家族がいるので、ひとりぼっちになって人生を終わらなければいけないかもしれない、というリスクが高くなるでしょう。
仕事も趣味もなく、一人で年老いていくのは想像しただけで寂しいものがあります。
友達に子供や孫がいて楽しそうにしていると、「羨ましいな」と思うかもしれませんが、もう手遅れです。
病気や怪我をしたとき困る
健康な時は一人でもいいのですが、怪我や病気をした時に、看病してくれる人がいないというケースもあります。
体調が悪い時に面倒を見てくれる人がいないと、いざという時には非常に困ることでしょう。
孤独死の可能性がある
パートナーがいないと、孤独死する可能性が高くなります。
死んだ後、誰も見つけてくれず、一人で朽ち果てていくというのは他人事ではありません。
「一生独身でもいい」という人でも、「孤独死だけは怖い」と考えている人も少なくありません。
結婚願望はあるが結婚できない男女の特徴ってどんなの?
結婚できない男女の中には、「結婚したい」という意志がありながら、結婚できない人もたくさんいます。
どういうケースで結婚できないのかみてみたいと思います。
結婚願望はあるが結婚できない男女の特徴は、3つあります。
仕事人間
男性だけではなく女性にも最近増えているのですが、仕事が楽しくて充実感を持っている場合、恋愛や結婚に対する優先順位が後になりがちです。
「そのうち結婚したいな」と思いながらも、仕事が忙しくて、異性と付き合っている場合ではないと思っているのでしょう。
こういう人たちは気がついたらいい年になっていて、結婚適齢期を逃してしまったという状況になりかねません。
理想が高すぎる
男性も女性も、相手に求める理想が高すぎると、なかなか結婚することができないでしょう。
結婚というのは、ある程度妥協が必要であり、パーフェクトに自分とマッチする相手は一人もいません。
せっかく素敵な相手と巡り合っているのに、「自分にはもっと素敵な相手がいるはずだ」と常に違う相手を探していると、結婚できるはずはありませんね。
理想が高すぎて妥協できない男女は、結婚したくても結婚することはできません。
ケチで相手のためのお金を使えない
ケチで相手のためにお金を使うことができない男女、嫌な相手も結婚は難しいでしょう。
結婚生活は完全に割り勘することは無理ですから、お互いのために、お金を消費することもあるでしょう。
また、時間を相手のために使えない場合でも、結婚するのは難しいでしょう。
結婚生活は自己犠牲が必要ですから、相手のために時間やお金を使えない人は、結婚することはできません。
独身男性の末路とは?
独身のまま、歳を重ねていくと、どのようなことが起こるのでしょうか。
まずは、独身男性の末路から、みていきましょう。
こちらでは、3つに分けて解説したいと思います。
家族がいない寂しさ
かつて仲の良かった同級生や友達たちはみんな結婚してしまい、幸せそうな家庭を築き、子供たちに囲まれながら人生を過ごしている。
それに比べて、自分はずっと一人で話し相手もなく、朝から夜までひとりぼっち。
男性は仕事をしていれば、誰かと接する機会もたくさんありますが、年をとって定年すると仕事に行くこともできなくなります。
いくらお金があっても、朝から夜まで誰とも話すことなくひたすら一人で過ごしているなんて、孤独が好きな人でもうんざりするのではないでしょうか?
最近、こういう男性が増えているのです。
寿命が短くなる
「生涯独身男性の寿命は66.3歳」という、衝撃的なデータがあります。
既婚男性の平均寿命が81.3歳であることを考えると、独身男性の寿命は15年も短いことがわかるでしょう。
これには色々な理由があると思いますが、「独身男性は孤独に殺される」と考える人も少なくありません。
結婚して幸せな80年の人生と、ずっと孤独で過ごす66年の人生、果たしてあなたはどちらが良いでしょうか?
独身男性の自殺率の高さは非常に多い
人口10万人毎の自殺率は、60代以上の未婚男性で58と突出しています。
既婚男性が20を切っていることを考えると、およそ3倍となっています。
未婚女性の同年代の自殺率を見ると、さらに少なく15となっているので、独身男性がいかに自殺しているかよくわかりますね。
歳をとりながら、ヨボヨボになって一人で寂しく死んでいく、孤独が苦痛で自殺してしまう。
独身男性の末路はこんなイメージです。
女性で独身の場合にはどうなる?
つづいて、女性で独身の場合、どのようなことが起こるのかみてみましょう。
それぞれ解説していきます。
お金がないと不安
今は男性と同じように、社会で活躍する女性が増えていますが、それでも女性は男性に比べ収入が少ない傾向にあります。
例えば大学を卒業して就職した場合の生涯収入は、男性が約2億5千万円に比べ、女性は約1億9千万とかなりの開きがあります。
またアラフォー独身女性の4割が非正規雇用というデータもあり、やはり女性はお金の面で男性と比べて不利です。
独身のまま老後を迎えると、お金に余裕がない生活が待っているかもしれません。
更年期などで体力が低下する
女性の場合は、更年期障害などによる体力や、ホルモンバランスの乱れによる気力の低下も深刻です。
独身女性の場合は、自分がしっかりと稼がないと、誰も助けてくれる人はいません。
老後は、どんどんキツくなっていくことでしょう。
寿命が長いため寝たきりの期間が長くなるかも
女性は、男性に比べて寿命が長いので、それだけ寝たきりの最後になるリスクも高まります。
家族がいれば子ども家族と同居をするなどして、一人で寝たきりになることは少ないようですが、独身の場合は確実に一人で寝たきりの状態になりますね。
介護をお願いしたり、全ての手続きは自分でしなくてはいけませんから、さぞや大変なことでしょう。
やっぱり結婚をしたい!そう思ったらすぐにでも婚活をスタートしよう
この記事を読んで「このままではまずい」と感じたなら、婚活をスタートさせましょう。
婚活は若い方が有利なので、すぐに始めるに越したことはありません。
例えば、今はマッチングアプリも充実していますし、結婚相談所を利用する人も増えています。
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悲惨で孤独な老後を過ごさないためにも、結婚を真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
一生独身のメリット・デメリットまとめ
結婚なんてしなくていい、と考えている男女は増えていますが、本当にそれでいいのでしょうか?
一人で過ごす老後をリアルに想像してみると、決して気軽にそんなことは言えないことでしょう。
婚活は若いうちに始めるのが有利であり、今日が人生で一番若い日です。
「そのうちでいいや」と考えるのではなく、すぐに行動してみませんか?